現場から生まれた、中小製造業のための統合型クラウドERP。

現場の時間を、
経営の力に。

仕事の計画から実績、採算、
経営判断までをつなぐ。

一つひとつの仕事に、どれだけ時間がかかったのか。その時間は、どれだけの価値を生み出したのか。長野の開発経験と岡山の経営課題から生まれた、PSI VISIONの物語。

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01課題CHALLENGE

その仕事に、
何時間かけられますか?

売上だけでは、仕事の本当の姿は見えてこない。

見積の段階では、十分な利益が見込めていた仕事。ところが、実際に製造してみると、予定以上に時間や費用がかかってしまうことがあります。

どの工程に時間がかかったのか。なぜ予定との差が生まれたのか。次の見積では、何を見直すべきなのか。

その答えを探そうとしても、営業・購買・製造・経理で情報が分かれていては、仕事全体の採算を把握することは簡単ではありません。

必要なのは、日々の仕事を記録するだけでなく、その情報をつなぎ、次の判断に役立てること。

02開発者の経験DEVELOPER

一枚の手書き伝票から
始まった、業務改革。

現場の困りごとを、一つずつ解決してきた。

長野県の製造業で、生産管理の仕事に携わりながら業務システムを開発してきた、株式会社リナーク代表の西澤宣知。

西澤が八光電機で取り組んだ業務システムの開発は、2013年のバーコードを活用した入庫管理の改善から始まりました。当時は紙の伝票、電話、FAXなどを使い、部門間で確認を重ねる業務が残っていました。

情報を集めるだけで多くの時間がかかり、本来の生産管理や業務改善に十分な時間を割けない。西澤は、そうした課題に向き合い、バーコードを活用した入庫管理の仕組みを構築しました。

株式会社リナーク代表の西澤宣知の人物写真
西澤宣知|株式会社リナーク代表

小さな改善から、
会社全体をつなぐシステムへ。

最初は、一つの現場業務を改善するための小さな仕組みでした。しかし、入庫管理を改善すると、次に物流や発注の情報をつなぐ必要が見えてきます。

一つの課題を解決することで、別の業務とのつながりが見えてくる。西澤は現場で生まれる新たな課題に向き合いながら、対象範囲を少しずつ広げていきました。

従来の業務との調整、既存システムの制約、技術の習得。外部の開発専門家とも協働しながら、実際の業務に合わせてシステムを育ててきました。

2022年には生産・購買・工程管理まで対応する仕組みへ。そして2023年、営業部門を含む全社基幹システムへと成長しました。

一度に会社全体を変えたのではありません。
現場の小さな改善を積み重ねた結果なのです。

FROM 2013 TO 2025

現場とともに歩んだ、
10年以上の業務改革。

八光電機での取り組みは、入庫管理から物流、購買、製造、販売へと広がっていきました。こうした長年の開発経験が、現在のPSI VISIONの土台となっています。

  1. 手書き伝票からバーコード管理へ

    入庫管理の改善から、システム開発が始まる。

  2. 物流・発注へ拡張

    現場の課題に応じて、業務の範囲を広げていく。

  3. 生産・購買・工程管理まで拡張

    部門を越えて情報を扱う仕組みへ。

  4. 全社基幹システムへ

    営業部門まで対象を広げ、月900時間の業務時間削減。

  5. システム利用者190名超

    日常業務に関わる全社的な基幹システムへ。

現場を理解することが、開発の土台になる。

部門を越えて情報をつなぎ、使い続けられる仕組みへと改善を重ねる。その経験が、PSI VISIONの設計・開発を支えています。

03共創の物語CO-CREATION

長野の開発者と、
岡山の印刷会社。

経営の立て直しに必要だった、仕事の価値を把握する仕組み。

岡山県瀬戸内市で印刷業を営むフジイ印刷株式会社。代表取締役の藤井聡氏は、2022年度に直面した経営危機をきっかけに、仕事と利益を正しく把握するための仕組みづくりに取り組んでいました。

売上や入金は把握できても、材料費や作業時間を含めた仕事ごとの採算を、経営判断に十分生かすことは難しい状況でした。

藤井代表が重視するようになったのが、仕事にかけた時間と、そこで生み出した価値を捉える「時間付加価値」という考え方です。

フジイ印刷株式会社の社屋の外観
フジイ印刷株式会社の社屋
同社の紙の業務記録を保管した棚。判読できる情報はぼかし加工済みフジイ印刷で撮影したノートなどの印刷物の見本

左:紙の業務記録の保管風景 / 右:印刷物の見本(訪問時撮影)

THE ENCOUNTER

出会いのきっかけは、
一本の動画だった。

藤井代表が公開した開発ストーリーによると、きっかけはYouTubeで見たFileMakerの開発事例でした。製造業の業務システム構築事例に登場していたのが西澤でした。

生産管理から物流、在庫、受注、営業まで広げてきた開発経験に関心を持ち、藤井代表は西澤へ連絡を取りました。二つの経験が結びつき、PSI VISIONの共同開発が始まったのです。

THE DESIGN PRINCIPLE

大切にしたのは、
機能を増やすことではなかった。

経営者が求める数字を把握するには、どの情報が必要なのか。その入力は現場の負担にならないか。何をシステムで処理し、何を日々の運用で対応するのか。

多くの機能が、必ずしも使いやすさにつながるわけではありません。西澤は業務と経営管理のつながりを考えながら、必要な機能と運用のあり方を整理して開発を進めました。

現場で使えること。経営に役立つこと。

長野と岡山、地域を越えた共創から生まれたPSI VISIONは、同じ課題を抱える中小製造業に向けた製品へと発展しました。

04機能と特徴FEATURES

一つの仕事を、
営業から入金までつなぐ。

部門ごとに分かれた情報を、案件を中心に関連づける。

営業活動から案件登録、見積、日程計画、工程管理、作業実績、出荷、売上、請求・入金まで。PSI VISIONは、一つの仕事に関わる業務情報を関連づけて管理する仕組みを備えています。

A CONNECTED WORKFLOW

情報のつながりを、一目で。
営業
リスト
案件
見積
日程
計画
工程
管理
工程
実績
出荷
売上
請求
入出金
計画するつくる届ける請求する回収する

※これは業務情報の関連を示す概念図であり、すべての処理が一方向に自動実行されることを意味しません。

案件・見積管理見積から受注までの条件や金額を管理
日程・工程管理予定・実績・作業時間を案件と関連づける
売上・請求管理販売後の売上・請求情報につなげる

※掲載画面は開発・改良過程のものを含みます。レイアウトや表示項目は今後変更となる場合があります。表示データは架空のサンプルです。

こうして集まった情報は、案件ごとの採算や、部門・全社の管理会計を考える材料となります。

現場で記録した情報が、次の見積や経営判断に役立つこと。

情報をつなぐ目的は、入力することではありません。

05時間付加価値ADDED VALUE

何時間かけるか。
何時間かかったか。
次はどうするか。

時間を、作業前の計画と作業後の改善に生かす。

PSI VISIONは、時間を経営判断に役立てる仕組みを備えています。作業前に時間の目安を持ち、作業後の実績と比較し、次の見積や工程改善に生かす。その積み重ねが、仕事の生産性を考える材料になります。

01 / PLAN

作業前

時間の目安

工程ごとの原価・時間単価から、作業時間の目安を確認する。

02 / ACTUAL

作業後

実績の確認

実際にかかった時間や原価を把握し、予定と比較する。

03 / IMPROVE

次の判断

見積・工程・計画

結果を次の見積や工程改善へつなげる。

案件別の時間付加価値 | 説明用の架空例
受注金額300,000円
−
部品原価100,000円
÷
実作業時間40時間
=
時間付加価値5,000円/時

(300,000円 − 100,000円)÷ 40時間 = 5,000円/時

(300,000円 − 100,000円) ÷ 40時間= 5,000円/時

同じ仕事に50時間かかった場合は、4,000円/時になります。実作業時間によって、時間当たりに生み出す付加価値は変わります。
※この案件別指標は、最終利益や回収済み現金を表すものではありません。

※掲載画面は開発・改良過程のものを含みます。レイアウトや表示項目は今後変更となる場合があります。表示データは架空のサンプルです。

一件の仕事から、部門・会社全体へ。

PSI VISIONには、案件別の時間付加価値だけでなく、工程別の原価・時間管理、部門別の付加価値対比・推移、全社の付加価値や利益計画の管理に関する仕組みもあります。

案件・部門・全社では対象とする数字や時間の範囲が異なります。それぞれの管理単位に応じた数字を確認し、現場の改善や経営計画に生かします。

DATA × POSSIBILITY

蓄積されたデータから、
まだ見えていない可能性へ。

日々の仕事を通じて蓄積される受注情報、製造実績、作業時間、原価。そこには、現在の採算を把握するだけでなく、将来の経営に役立つ手がかりが隠れているかもしれません。

例えば、蓄積された業務データをAIで分析することで、人間だけでは気づきにくかった仕事の傾向や季節変動、時間と採算の関係を発見できる可能性があります。

さらに、外部の市場情報と組み合わせることで、新しい業界への商品提案や、これまで見えていなかった事業機会を考えるきっかけにもなるでしょう。

こうしたAIの活用についても、お客様の課題やご要望に耳を傾けながら、可能性を探っていきます。

大切なのは、AIに判断を任せることではなく、人が新しい気づきを得て、より良い判断につなげていくこと。

日々の記録が、次の仕事を生み出す知恵になる未来を見据えています。

時間を記録することが目的ではない。

その時間を、次の仕事と経営に生かすことが目的です。

06未来へFOR THE FUTURE

現場の改善を、
会社の未来へ。

会社の未来は、そこで働く人たちの未来でもある。

一つひとつの仕事に、どれだけの時間をかけ、どれだけの価値を生み出しているのか。数字を把握する目的は、現場の仕事を細かく管理することだけではありません。

無理のない作業計画を立てること。現場の負担を見直すこと。経験や工夫を次の仕事に生かすこと。そして、仕事から生まれる付加価値を高め、会社が持続的に利益を生み出せるようになることです。

山並みと街並みが広がる未来を象徴した風景イメージ

利益の先にある、働く人たちの未来。

会社が安定して利益を生み出せるようになれば、設備の更新や人材育成、働く環境の改善、従業員への還元にも取り組みやすくなります。

日々の仕事の中で生まれた時間を、改善や新しい挑戦に使う。現場で積み重ねてきた経験や技術を、次の世代につないでいく。

製造現場で培われた業務改善の経験と、経営課題に向き合う中で重視されてきた時間付加価値の考え方。PSI VISIONは、その両方を結びつけ、現場と経営が同じ数字を見ながら、より良い仕事の進め方を考えるための仕組みです。

目指すのは、ただ仕事を速くすることではありません。仕事の価値を高め、そこで働く人たちの未来を、より良いものにしていくことです。

現場の時間を、経営の力に。

そして、その力を、人と会社の未来へ。

PRODUCT INFORMATION

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機能や導入の流れは、PSI VISION製品ページでご案内しています。

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開発・カスタマイズ・保守株式会社リナーク
販売パートナーフジイ印刷株式会社